「SNSのフォロワーがなかなか増えない」
「どのような投稿をするのがいいのか分からない」
「ブライダル業界ならではの運用方法ってあるのかな?」
式場のSNS運用をご担当している方には、このようなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
こんにちは!
私はブライダル業界のマーケティングツールを開発している株式会社TAIANの高橋と申します。
先日結婚をし、まさに今、私自身がSNSで式場を探している真っ最中です。
日常的に利用するのが当たり前になっているSNSですが、その利用者はTwitterが約4,500万人、Instagramが約3,300万人と両者を合わせると約7,800万人と、とても凄い数になります…! 若い世代の人なら必ずSNSのアカウントを1つ以上はもっているのではないでしょうか。
実際に、2019年には式場・披露宴会場を検討する際に利用した情報源として47%ものカップルがSNSを利用しています。( maricuru :https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000038450.html )
年々SNSの人気が高まる中で、ブライダル業界もSNSマーケティングにより一層力を入れていく必要があることは明白です。
ブライダル業界とSNSは他の業界と比べると特に親和性が高く、SNSの効果的な運用が認知度アップ・集客アップ・売上アップ、そしてブランディングへと繋がっていきます。
なぜブライダル業界とSNSは親和性が高いのか
・カップルがSNSで式場を選ぶ際に最初に見るのが結婚式場のビジュアル(写真)
→結婚式場側はこれまで撮り溜めてきた素敵な写真をそのまま活用することができる。
・プレ花・卒花は専用アカウントを利用することが多く、情報の拡散力がある
→自動的に式場の知名度や魅力が拡散されていく
とはいえ、各SNSでその特徴は大きく異なるため、その運用方法も変わってきます。
そこでこの記事では、SNSの中でも特にTwitterとInstagramのブライダル業界における特徴をご紹介いたします。
少しでもみなさまの日々のSNSマーケティングの手助けになれば幸いです。
1.SNSの重要性

そもそもなぜSNSを運用する必要があるのでしょうか?
「いや、SNSなんて今の時代やって当たり前でしょ!」というSNS運用担当者様にこそ、まずはブライダル業界のSNS・SNSマーケティングの重要性について知って頂ければ幸いです。
💡SNSの重要性(=目的)
- 直接お客様とコミュニケーションが取れる(相互コミュニケーション)
- 式場について知ってもらう、興味をもってもらう(認知)
- プレ花、卒花アカウントなどに結婚式場に関する情報を発信してもらう(認知の拡大)
既にみなさまご存知かもしれませんが、SNSの魅力はなんといってもその相互コミュニケーションと拡散力・エンゲージメント力(認知の拡大)にあります。
一番大切な点は、SNSは「相互コミュニケーション」が可能ということ。
- お客様がコメント
- お客様へいいね
- お客様のツイートを引用リツイート など
式場⇆お客様のように、非対面でも相互にコミュニケーションがとれるという画期的なツールなのです!
その他にも、情報の拡散・エンゲージメント力もSNSの魅力の一つです。
みなさまの中には「タイムラインに出ているこの旅館おしゃれだな、泊まってみよう!」、「この本バズっているから買ってみよう!」などSNSでふと目にした投稿によって動機付けられ、なにかしらの行動を起こした方も多いのではないでしょうか。
実際にカップルが結婚式場を探すときも全く同じで、どのようなツールを利用しても、「あ、なんか気になるな〜」と感じた投稿に対して、より詳細な情報を求めにいき、最終的には来館や成約に繋がっていきます。
さらに来館した感想や挙式の感想などをカップルがSNS上に投稿することで情報が増え、拡散され、他のカップルに認知され、来館してもらい…という素晴らしいループが生まれるのです。

ちなみに、Instagramのブライダル業界にまつわるハッシュタグの投稿数は以下のようになっています。(2022年3月24日時点)比較できるように、主に女性に検索されるファッションのハッシュタグ投稿数についてもまとめています。
ワード | 投稿数 |
---|---|
#結婚式 | 981.2万件 |
#プレ花 | 795.7万件 |
#結婚式準備 | 295.5万件 |
#ウェディングドレス | 208.5万件 |
#プレ花嫁さんと繋がりたい | 134.5万件 |
#ブライダルフェア | 41.5万件 |
ワード | 投稿数 |
---|---|
#コーデ | 1,148万件 |
#韓国ファッション | 599万件 |
#ワンピース | 445万件 |
#スカート | 110万件 |
#ブーツ | 100万件 |
上図を見ていただくとお分かりの通り、#ワンピースの投稿が445万件に対し、#結婚式の投稿はその約2倍近くもあるのです!!これだけでもかなり多くの投稿がされていることが分かりますね…!
#コーデというかなりよく使われるハッシュタグと比較しても、そこまで大きな投稿数の差はありません。
この数字からもお分かりの通り、結婚式についての投稿は私たちの想像以上に頻繁に行われていいます。
このようにブライダル業界においてSNSは影響力が高く、特に重要なコンテンツとなっています。

2.各SNSの違い

それでは具体的にブライダル業界におけるTwitterとInstagramの違いとはどのようなものでしょうか。
それぞれの違いを理解することで、各SNSの運用方法を変えていく必要性を感じていただけたらと思います。
2-1.ユーザー利用目的・の違い

このようにTwitterとInstagramでは主にユーザーの利用目的が異なります。
そのため、そのユーザーの利用目的に沿った投稿をすることがポイントになります。
- Twitter=リアルタイムの情報を収集するため
投稿例:ブライダル業界に関するトレンドに関する投稿、〇〇の日などの投稿など - Instagram=興味がある分野の情報収集、インフルエンサーの投稿の閲覧のため
投稿例:花嫁の1日のスケジュール紹介、ドレス紹介、プランナーからのメッセージなど
つまり、以下の目的に沿ってSNSアカウントを使い分けるのがおすすめです。
- Twitter=情報の拡散
- Instagram=エンゲージメントの獲得

2-2.機能の違い

TwitterとInstagramにおいてその機能に大きな差はありませんが、拡散という点ではTwitter、エンゲージメントの獲得という点ではInstagramがおすすめです。
💡Twitterにはリツイート機能がある!
Twitterではリツイート機能があるため、フォロワーのフォロワーにまで情報を連続して拡散させることができ、いわゆる**「バズる」投稿が作りやすくなっています。** また、リツイートされたアカウントにはリツイートされた旨の通知が届くため、「あ、自分のツイートが式場にリツイートされた!」と、プレ花に喜んでもらえたり、コミュニケーションの一環として活用できる場合もあります。
💡Instagramは求めている情報を見つけやすい+保存ができる!
Instagramでは先にも述べたようなハッシュタグでの検索が盛んなため、Twitterよりも情報を見つけやすく、そのためいいねなどのアクションを起こりやすいことが特徴です。
加えて、保存機能もあるため気になった情報はとりあえず保存して後でゆっくり検討されるユーザーも少なくありません。
2-3.Twitter・Instagramでのおすすめ投稿
先ほど、ユーザー利用目的・の違いでTwitter=拡散d、Instagram=エンゲージメントのお話をしました。
続いて、それらを踏まえて各ツールの投稿内容の投稿内容について具体的に考えてみましょう。
機能 | 活用例 |
---|---|
スペース | 卒花さんにインタビューをする |
ツイート | リアルタイムの情報 例:トレンドに載った情報など |
ハッシュタグ | 様々なハッシュタグをつけることで、様々なユーザーに投稿を見てもらう |
例


このような鮮度のある(リアルタイム)情報を投稿することで、拡散されやすくなります!
機能 | 活用例 |
---|---|
リール | 式場の動画(式場のウリ)を投稿する ※リールは24時間経っても消えず、フォロワー以外のユーザーにも表示されるため、ストーリーよりもリールがおすすめです! |
ハイライト | 式場のウリを項目別にまとめる カップルがダイレクトに知りたい情報を入手できるので、満足度が上がります。 例:料理、ドレス、チャペル、フェア、インタビューなど |
ライブ配信 | 模擬結婚式や式場の紹介など、フォロワーに向けた配信を行う フォロワー=式場のことが気になっているユーザーなので、より式場について知ってもらうチャンスを作り出すことができます。 |
ハッシュタグ | 様々なハッシュタグを使用する 日本のInstagramユーザーがハッシュタグ検索をする回数は、グローバル平均の5倍です(2020年10月) 引用:SMM Lab /【2021年版】Instagramユーザー実態が分かる!調査データまとめ https://smmlab.jp/article/research-data-about-instagram-users/#topic10 |
例


このように結婚式場を探すカップルが必要な情報を投稿する、様々なハッシュタグの検索に表示させることでエンゲージメントがUPします!
3.まとめ
SNSをうまく活用することで、これまで貴社結婚式場を知らなかった層にも認知を拡大して行くことができるだけでなく、来館前のカップルに具体的な結婚式場のイメージを持っていただくことができるようになります。
お客様に来館前と来館後のイメージにが同じだ!と思ってもらえれば、自然と成約率、売り上げアップにもつながってくるイメージが湧きませんか☺️?
加えて、ブライダル業界に求められているDX(デジタルトランスフォーメーション)の一環としてもSNSマーケティングがおすすめです。
この機会にブライダル業界の皆様に、より一層のSNSマーケティングのご活用を頂ければ幸いです。
DXとは?
進化したデジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革すること
💡POINT
- 結婚式場の認知拡大、来館前のお客様とのコミュニケーションに重要なツール
- Twitter・Instagramそれぞれのユーザーの目的に沿った投稿が必要
- Twitter=リアルタイムの情報を探す
- Instagram=興味のある分野の情報を探す
- ハッシュタグをとことん使いこなす!!!
今もプレ花たちは心惹かれる結婚式場をSNSで探しています。プロポーズされたらSNSの時代です!ふとした瞬間に、みなさまの式場に目を留めてもらうためにも、魅力的な投稿を続けることが必要不可欠です🌸
ここまでお読みいただきありがとうございました!