【数字で見る ブライダル業界 】ナシ婚・少子化時代を切り拓くために、今から取り組むべきこととは?

【数字で見るブライダル業界】ナシ婚・少子化時代を切り拓くために、今から取り組むべきこととは?

ブライダル業界 を取り巻く状況は、日に日に厳しくなっていると感じている方も少なくないと思います。

ここ数年のブライダル事業者の売上高や挙式件数は、数値で見るとどのように変化しているのでしょうか?

今回の記事では実際の調査結果と事例を基に、ナシ婚・少子化時代を切り拓いていくために、ブライダル業界の事業者が「今やるべきことは何か」について、一緒に考えていきたいと思います!

目次

1.ナシ婚に少子化!? ブライダル業界 を取り巻く状況

昨今、ブライダル業界を取り巻く状況はどのように変化しているのでしょうか?

新型コロナウイルスの流行が始まってからは、結婚式の中止や延期だけでなく、会社として営業を停止していたブライダル事業者も少なくないと思います。また、少子化による結婚適齢期世代の減少や、昨今では“ナシ婚”の増加などもあいまって、ブライダル業界には大きな影響がでています。実際のデータで見ていきましょう。

【 ブライダル業界 】売上高の推移

ブライダル業界
※経済産業省特定サービス産業動態統計調査(2022年7月)を基にグラフを作成

【 ブライダル業界 】取扱い件数の推移

ブライダル業界
※経済産業省特定サービス産業動態統計調査(2022年7月)を基にグラフを作成

2つのグラフからも分かるように、ブライダル業界における売上高・取扱い件数は、2020年度に大きく減少しています。2021年度には回復の傾向がみられますが、2019年度の水準にはまだ戻っていません。

  • 少子化高齢化が進み、結婚適齢期人口が減少している
  • 結婚(入籍)はしても結婚式は挙げない、という人も増えている(ナシ婚の増加)
  • 結婚(入籍)して結婚式を挙げたとしても、結婚式の規模は縮小傾向にある(地味婚)

新型コロナウイルスの影響によって結婚式の規模が縮小されたり、最近は親族だけで結婚式を執り行ったり、式は挙げずに食事会だけを行う、といったケースも増えてきていることで、結婚式の平均単価も低下してきています。

2.ブライダル業界 では新しいマーケティングを始める企業が増加

厳しい状況が続くブライダル業界。ここでさらに抑えておきたいポイントがもう1つあります。

ブライダル業界
出典:経済産業省特定サービス産業動態統計調査(2022年7月)を基にグラフを作成

こちらの経済産業省の調査では、「特定のサービス業に属する事業を営む企業(又は事業所)のうち、当該業種の全国(又は特定の地域)の年間売上高の概ね7割程度をカバーする売上高上位の企業(又は事業所)」を調査対象としています。

この調査結果を見てみると、ブライダル事業を営む企業・事業所の数は、2019年度と比較すると増加傾向にあることが分かります。

つまり、「結婚式」に対する需要は減少しているにも関わらず、ブライダル事業者の数は増加傾向にあり、ブライダル業界はますます競争が激化しているということです。

このような状況を打破していくために、ブライダル事業者の中には、新しいマーケティング活動を始める企業が増えてきています。

海外事業への展開(アジア圏での拠点拡大)

残念ながら、少子化が進む日本国内でのみウェディング事業を展開していても、いずれは頭打ちしてしまう未来が見えています。

そこで海外、特にアジア圏へ拠点を拡大する企業が増えてきています。

◆事例:韓国にて海外リゾートウェディングの販売事業を開始!ワタベウェディング韓国現地法人を4月3日(水)設立

※一部抜粋※

韓国の結婚式は、従来、結婚式場やホテルで大勢のゲストを招待して豪華で盛大に行う結婚式が主流でしたが、近年では、韓国の人気タレントが火付け役となったこともあり、少人数でアットホームに結婚式を行う「スモールウェディング」など、新郎新婦の個性を大切にした、形式に捉われないスタイルの人気が急増し、日本と同様に多様化が進んでおります。

韓国におけるこのような近年の市場傾向を受け、当社は海外リゾートウェディングの潜在需要と可能性を見出し、現地法人を設立いたします。設立後は、韓国のトレンド発信エリアである江南(カンナム)地区に店舗を新設し、韓国人のお客様の趣向に合わせて、ハワイ・グアム・ダナン・バリ・沖縄エリアでの挙式商品および衣裳サービスを開発・販売いたします。

引用:プレスリリース「韓国にて海外リゾートウェディングの販売事業を開始!ワタベウェディング韓国現地法人を4月3日(水)設立」(ワタベウェディング株式会社)

ホテル・レストラン事業の開始

結婚式場がホテルやレストラン事業を併せて行うケースも増えてきています。

特にレストラン事業は、休日にしか利用されない結婚式場を平日にも活用する手段として注目されています。

◆事例:山梨の結婚式場「ネオス・ミラベル」にて、本格フレンチ「RESTAURANT THE SHAMBLES」2021年に9月22日 グランドオープン

※一部抜粋※

株式会社一蔵(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:河端義彦)は、山梨県笛吹市で運営する結婚式場「ネオス・ミラベル」にて、2021年9月22日(水)、「RESTAURANT THE SHAMBLES(レストラン ザ シャンブルズ)」をグランドオープンいたします。

婚式を手掛けているからこそ叶う、ハイクオリティな料理とサービス。
国内外で腕を磨いた一流シェフが、旬の食材を厳選し、調理法までこだわり抜いた本格フレンチは、味はもちろん、見た目にも美しい逸品の数々です。
ランチタイムは木のぬくもりと自然光に包まれる居心地の良い空間で、ディナータイムはライトアップされた開放的なガーデンで、ゆったりと流れる大人の時間をお楽しみいただけます。

引用:プレスリリース「山梨の結婚式場「ネオス・ミラベル」にて、本格フレンチ「RESTAURANT THE SHAMBLES」9月22日 グランドオープン!」(株式会社一蔵)

3.これからの ブライダル業界 に求められること

ここまで、ブライダル事業者の新たな取り組みとして、「海外事業への展開(アジア圏での拠点拡大」「ホテル・レストラン事業の開始」を紹介してきました。他にも、「既存施設のリニューアル」「プロポーズ事業や婚活事業への展開」「フォトウエディング事業の開始」など、さまざまな取り組みを始めるブライダル事業者が増えてきています。

こういった事例をヒントに、これからのブライダル事業者に求められることを考えていくと、「新たな需要の発掘」と「他社にはないサービスの提供」「生涯顧客化」という3点が重要になってくると考えられます。

ブライダル業界を取り巻く厳しい状況を切り抜くには、婚礼事業のみにとらわれるのではなく、お客様がどのようなものを求めているのかを枠を広げて考え、新たな需要を発掘する。その上で、他社にはない独自のサービスを提供できるかどうかが重要です。

加えて、「生涯顧客化」というキーワードも抑えておきたいポイントです。自社の結婚式場で挙式をしてくれた新郎新婦と生涯にわたって接点を持てるよう、新郎新婦のライフステージごとに自社で提供できるサービスを整理し、挙式だけの接点で終わらない事業構造にしていくことが重要です。

生涯顧客化」に関する記事はコチラからチェック!

4.まとめ

ブライダル業界における競争はますます激化しており、さらに“結婚”に対する消費者の考え方も多様化しています。

そのような中で、新しい取り組みを始めるブライダル事業者は増えてきています。従来のような一律のサービス提供ではなく、消費者のニーズをうまく汲み取る、きめ細かいサービス提供が求められる時代へ変化していっていると言えるでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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