【元プランナーが語る】デジタル化だけが全てではない! DX 実現に向け必ずおさえておきたい、たった1つのポイントとは?

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「 DX って最近よく聞くけど、いまいちよく分からない…」「何でもデジタル化してしまうのって、ちょっと不安…」

日々、お客様に最良の結婚式を提供するために尽力している皆さまとしては、ブライダルにデジタル技術が介入していくことに対してさまざまな意見があるかもしれません。

今回は、「 DX についてあまりよく分かっていない…」という方や、デジタルと聞いて苦手意識を持つ方も必見! DX に関する基本的な知識から、 DX を成功させるために重要な考え方まで、元ウェディングプランナーの筆者が現場の目線で解説していきます!

目次

1.そもそも DX (デジタルトランスフォーメーション)とは?

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DX を略さずに記載すると、“デジタルトランスフォーメーション”。

なんだか難しそうな印象を受けますが、直訳すると「デジタルによる変容」という意味です。簡単に説明すると、

  • データやデジタル技術を活用して企業活動を効率化させる 
  • それにより企業のビジネスモデルやあり方を変革し、新しい文化や体験を生み出している

このような状態が DX と呼ばれています。

DX には前段階として2つのステップがあります。

DX へのステップ① デジタイゼーション(digitization)

 デジタル技術の活用により、これまで手作業だった業務プロセスを部分的にデジタル化すること。

部分的かつ最低限のデジタル化を行うだけなので、「守りのデジタル化」といわれることもあります。主な目的は業務効率化やコスト削減。例えば、今まで紙で管理していた経費精算や勤怠管理をクラウドシステムに移行することも事例の1つです。

DX へのステップデジタライゼーション (digitalization)

特定の業務プロセス全体をデジタル化し、新たなビジネスモデルや顧客体験を生み出すこと。デジタイゼーションと異なり、単なる部分的な作業のデジタル化でなく、デジタル化によるメリットでビジネスモデルが変革することを指します。

この2つのステップを経て、“DX(デジタルトランスフォーメーション)”が実現します。

ここで抑えておきたい重要なことは、DX=デジタル化、ではないということ。DXの本質的な目的は、デジタル技術を活用することでビジネスモデルをより良い方向へ変革し、顧客の体験価値を向上させるということです

2.ブライダル業界に DX が必要な理由とは?

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近年のブライダル業界を取り巻く状況は、決してポジティブではありません。

婚礼実施率の低下に追い打ちをかけるように新型コロナウイルスの影響を受け、列席人数の縮小化も進んでいます。

近年はコロナ禍の新しい結婚式としてオンラインウェディングも主流になり、打ち合わせもリモートで行うなど、自社のITリテラシーが追い付いていない中でバタバタとデジタル化を促進させてきた企業も多いのではないでしょうか。

また、プランナーをはじめとしたウェディング業界の仕事は離職率が高く、主な理由が「労働時間の長さ」「結婚・妊娠などのライフステージの変化に対応できない」ことが挙げられています。週末は施行、平日は大量の事務処理に追われる中で残業は多くなり、結果仕事を続けられない方が多いのです。

このような業界を取り巻く環境やニーズの変化に柔軟に対応していくために、ブライダル業界にもデジタル技術を積極的に取り入れた改革が必須です。

しかし、「結婚式=リアルであること」という概念が強いため、ブライダル業界ではデジタル化が進みにくく、DXの実現に向けた取り組みが遅れているのが現状です。

3.ブライダル業界における DX の取り組み事例

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そういった状況に危機感を抱き、 DX の実現に向けた取り組みを始めるブライダル企業も増えてきています。上述したように、いきなりDXに取り組むということはハードルが高いため、まずは部分的にデジタル技術を活用するデジタイゼーションから着手をするとよいでしょう。

その事例を一部ご紹介します。

1.Web招待状の活用

今まで紙面が当たり前だった招待状も、最近ではWeb招待状として、メールやSNSを通して送る事例が増えています。

ゲストに住所を聞く必要がない点や、出欠を全てインターネット上で収集できる点は、新郎新婦の招待状にかける手間を大幅に軽減します。

プランナーへのメリットも大きく、ゲスト本人が入力した情報がそのまま使えるため、誤字脱字のチェック等にかける時間も大幅に削減できます。

2.オンライン結婚式やリモートでの打ち合わせ 

こちらはコロナ禍で急速に導入が増えた事例ではないでしょうか。

感染防止で収容人数を制限している会場が多い中、新郎新婦と家族以外の列席者にはオンラインでライブ配信をし、挙式の様子を観てもらう「オンラインウェディング」や、ビデオ会議ツールを使用したお客様とのリモート打ち合わせなども多くの企業で採用されています。

3.顧客管理システムの導入 

顧客管理システムを活用することで、プランナー個人の管理によって属人化しがちな打ち合わせ状況や取引情報を社内で見える化し、お客様の状況を全社で把握できるようになります。

情報管理・共有が徹底されることにより業務効率化やケアレスミスの軽減につながります。また、担当した施行のプランニング事例や接客事例もストックでき、社内共有できることで新人教育の効率化にも寄与します。

顧客情報が蓄積され、データを分析できるようになれば、マーケティング活動への活用も可能となり、ビジネスモデルの改革にも役立っていくでしょう。

4.人事/労務関連のクラウドサービスの導入 

勤怠管理から人事評価、給与明細や年末調整等の人事労務領域の業務を、クラウド上のシステムで一元管理します。

バックオフィスの社員と現場のプランナー双方にとって業務の負担が軽減されます。

5.受発注管理システムの導入 

ブライダル企業の中には、今もなお各業者への発注をFAXで行っているケースも見られます。

例えば、顧客管理システムでお客様のデータを一元管理し、受発注管理システムと連携させてそのままシステム上で発注を行えば、ペーパーレス化はもちろん誤発注の防止にもつながるでしょう。

4.デジタル化すべきこと、リアルにこだわるべきこと

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ここまで、DXの最初のステップであるデジタイゼーションについてお伝えしてきましたが、「リアル」であることの価値も多い結婚式において、デジタル化だけが全てではありません。

冒頭でもお伝えしたように、最も大切なことは“顧客側の体験価値を向上させること”です。そのためには、デジタルに任せるものと人がすべきことの2軸を共存させることも視野に入れて考えていきましょう。

お客様との接点の始まりから結婚式当日、その後のコミュニケーションを線として考え、そこに存在するプランナーやお客様のタスクを洗い出します。

人の力でしか実現できないことをデジタル技術を駆使して強化するという視点で、今のまま人が担当すべきものと、デジタル化させるべきものを明確にしましょう。

例えば、現場のプランナーがお客様の要望をヒアリングして提案書を作成するというタスク。このクリエイティブな業務はプランナー個人のセンスや個性が出るもので、一概にデジタル化すべきものではないでしょう。

しかし、その提案書をデジタル化することは、プランナーの膨大な事務作業の工数を軽減させます。今までは個人がExcel等を使用して作成していた提案書や進行表をシステム上でフォーマット化したり、社内の全プランナーの過去のプランニング事例をWebで参照できるようになれば、提案書を作成するという1つのタスクが効率化され、結果として担当のお客様のために使える時間が増える→より良い体験をお客様に提供できるのです。

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5.まとめ

DXの本質的な目的は、顧客側の体験価値を向上させること!

DXやデジタル技術の活用は、自会場を選んでくださったお客様に、今以上に満足していただく結婚式を提案するために必要なことです。

一見難しいように思えるかもしれませんが、DXをサポートするツール等の活用により、企業に専門家がいなくともデジタル技術を有効的に活用することは可能です。

デジタル分野のプロフェッショナルの力をうまく活用しながら、DXに向けた第一歩を踏み出しましょう!

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