「お問い合わせは来るのに、なかなか来館に繋がらない」「カップルへのご案内メールが、日々の業務に追われて後回しに…」。
新規集客において、このようなお悩みは少なくないでしょう。
実際にある結婚式場では、繁忙期にはプランナーが他の業務で手一杯になり、本来ご縁があったはずの新規のカップルへの対応が難しくなったり、予約後のフォローが担当者個人の頑張りに任せきりになってしまっていた、という課題がありました。
カップルは通常複数の式場を並行して検索していることが多いため、予約をいただいてから来館されるまでの間に、式場への熱量が少しずつ下がってしまうことがあります。
この記事では、プランナー個人の頑張りに頼る状態から脱却し、来館前から始まる「おもてなし」を仕組み化することで、カップルの心を掴み、来館率を高める具体的な方法を解説します。
予約後の「ひと手間」が来館率を左右する
期待と不安、カップルの心理とは

ブライダルフェアの予約ボタンを押した瞬間のカップルは、「どんな素敵な場所だろう」という期待と同時に、「どんなプランナーがいるんだろう」「無理に契約を勧められたりしないか」といった、少しの不安も抱えています。
このタイミングで、いかに歓迎の気持ちを伝え、安心感を持ってもらえるかが、来館への大きな後押しとなります。
属人化しがちな、来館前の案内業務

心のこもったご案内が重要だと分かっていても、多忙な現場では、来館前のカップル一組一組に合わせた丁寧な連絡を継続するのは簡単なことではありません。
その結果、ご案内の内容が担当プランナーの熱意や個人の能力任せになり、対応にばらつきが生まれてしまうことも少なくありません。
「部分的な仕組み化」と「AI活用」で、来館前からのおもてなしを
では、具体的にどのように来館までのコミュニケーションを取れば、お客様の心を掴み、来館へと繋げることができるのでしょうか。
おもてなしの「部分的な仕組み化」で、機会損失を防ぐ

カップルへのおもてなしを大切にするブライダル業界において、すべてをシステムに任せるのは難しいと感じるかもしれません。
重要なのはカップルへのアプローチを「部分的に仕組み化」することです。
プランナーは、カップルとの対話やきめ細やかな接客など、人にしかできない大切な仕事に集中できるように。逆に、人がやろうとするとどうしても抜け漏れが発生しがちな業務を仕組み化する。これは、業務を効率化しながら来館率も高めていくためのポイントです。
例えば、来館後のフォローアップメールなどはその代表例です。
多忙な業務の中で、カップル一人ひとりに合わせたタイミングでメールを送るのは至難の業でしょう。
しかし、カップルの状況に合わせて、適切なタイミングで適切なご案内を自動で届けられる仕組みがあれば、担当者の負担を減らしながらも、きめ細やかな対応が可能になります。
実際に、ある式場では、予約後のご案内メールを自動化し、来館の3日前に挙式のイメージを高める記事をお送りする工夫で、来館率を大幅に改善した事例もあります。
このように、人がやろうとしてもできない(または漏れてしまう)部分を仕組み化していくことが、カップルへの質の高いおもてなしとプランナーの業務効率化を両立させる鍵となります。
生成AIで、さらに「心に響く」ご案内を
さらに今、この「仕組み化」されたご案内を、より高いレベルに引き上げる技術として「生成AI」が注目されています。
生成AIは、単なる作業の自動化に留まりません。カップル一人ひとりの情報に基づいて、心のこもった文章を作成する手伝いをしてくれます。
興味に合わせたフォローメールの自動作成

来館前のアンケートで「チャペルの雰囲気を重視している」と回答されたカップルには、ご案内メールに、AIが「〇〇様が見学を楽しみにしてくださっているチャペルは、」といった一文や、そのチャペルの具体的な魅力を伝える言葉を自動で付け加えてくれる、といった活用が可能です。
フェアの魅力を最大化するキャッチコピーの作成

「20代後半のカップル」など、来てほしいカップルの層を具体的に指示するだけで、その層に響くブライダルフェアの魅力的なタイトルや説明文の案を、生成AIが何通りも提案してくれます。
来館率向上を目指している皆様へ
ここまで、結婚式場への来館率を高めるための、予約後のフォローアップについてお伝えしてまいりました。
もし、皆様が「フェア予約後のフォローをもっと強化したい」「カップル一人ひとりに合わせた丁寧なやり取りを実現したい」「でも、日々の業務に追われてなかなか手が回らない…」といった想いやお悩みをお持ちでしたら、ぜひAll in One婚礼システム「Oiwaii(オイワイー)」をご検討ください。
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