ここ数年、結婚式を挙げるまでの一連の流れといえば、プロポーズ→ゼクシィ購入→結婚式場の見学、を思い浮かべる人がほとんどではないでしょうか。 ブライダル業界 の皆さまであれば、婚約したカップルがどのような流れで結婚式場を探し、成約に至るのか、そのプロセスを細かく知りたい!とお思いになったことも少なくないはずです。
ブライダル業界全体の発展には「顧客がどう感じているか」「顧客は何を考えているか」といったマーケティングが重要になることは言うまでもありません。そこで今回TAIANでは、客観的な視点から顧客行動と顧客心理をリサーチし、業界全体の知的財産にしたいという思いから、独自調査を実施しました。
今回の記事では、こちらのレポートをもとに、ブライダル業界においてどのような施策に注力していくべきかをご紹介いたします!
結婚式場の成約プロセスに関するアンケート調査
調査概要:【調査期間】2022年05月18日~2022年5月19日【調査対象】直近で結婚式を挙げた579組と今後結婚式を挙げる予定で式場成約済みの221組のカップル【有効回答数】800【調査委託先】株式会社H.M.マーケティングリサーチ
顧客の最初のブライダル情報収集はゼクシィ一強
それでは、まず1つ目の質問から見ていきましょう!
問:あなたが結婚式を行おうと最初に思った時に、閲覧した情報/メディアは何ですか? (1番最初に閲覧した情報・メディアを1つだけ選択)

まず1つ目の質問は、「結婚式を行おうと最初に思った時に、閲覧した情報・メディアは何か」という質問です。回答結果をまとめたグラフからも分かるように、全体の77.9%がゼクシィ(情報誌・ネット(アプリ含む))と回答しています。まさにゼクシィ一強体制。冒頭でも述べたように、プロポーズ~ゼクシィの購入までが一連の流れになっていることが分かります。ブライダル業界で認知を上げていくためには、ゼクシィでの露出は必須と言えるでしょう。
顧客は結婚式場からの発信も重要視している
次に2つ目の質問です!
問:あなたが結婚式を行おうと最初に思った時に、閲覧した情報/メディアは何ですか?(それ以降に閲覧した情報/メディア※複数選択可)

次の質問は、「結婚式を行おうと最初に思った時に、閲覧した情報・メディアは何か ※それ以降に閲覧した情報/メディア(複数選択可)」です。こちらも回答結果をグラフにまとめています。
最初に閲覧したメディアとしてはゼクシィが圧倒的な割合を誇っていましたが、それ以降に閲覧したメディアとしては、結婚式場のホームページや結婚式場が発信するInstagramが上位に上がっています。
媒体への掲載については有料になってしまうケースも多いですが、自社で運営するホームページやSNSは、比較的自由に自社の魅力を発信することのできるメディアです。
自社のホームページやSNSを中心に、他社との差別化ポイントや実際の利用者の声などをどれだけ発信できるかが、式場見学やブライダルフェア申込獲得への1つのカギとなってくるでしょう。
ブライダル業界 におけるWebマーケティング施策、はじめの一歩は?
上記2つの調査から、ゼクシィでの露出は必須であると共に、その後のWeb接点(ホームページやSNS)でどれだけ顧客を惹きつけられるかがポイントであることが読み取れます。
加えて、今後はデジタルネイティブであるZ世代も少しずつ結婚適齢期に入ってくるので、その点も踏まえてWEBの強化が必須であることは明瞭でしょう。
では、Web施策を強化するために何から始めればいいのでしょうか?
TAIANでは、まずは下記の3つの準備に取り掛かることをおすすめします!
①受け皿の整備(ホームページ・SNS・LPなど)
まずは比較的取り掛かりやすい、ホームページやSNS・LPの整備から始めていきましょう。どれだけ自社会場の認知が広まりホームページやLPへの流入が増えても、そこが穴だらけであれば次のアクションにはつなげることはできません。加えて、最近ではSNSで情報を収集するユーザも増えてきています。顧客接点を増やすためにも、SNSの運用にも力を入れていきましょう。
②顧客がアクションしたくなる仕掛けを企画(キャンペーンやイベント)
ホームページやLP・SNSでどれだけ魅力的な情報を発信しても、次のアクションにつなげられなければ意味がありません。どのようなキャンペーン・イベントであれば顧客は興味を持ち、申し込みたい!参加したい!と思うでしょうか。競合他社がどのような打ち出しをしているのかも含めてリサーチした上で、自社の打ち出しポイントを整理していきましょう。
③多くのWeb流入を獲得する(自然流入&広告流入)
自社のホームページやLP・SNSへの流入を増やす方法は、大きく分けて、①自然流入・②広告流入の2つです。自然流入を急激に増加させる!ということは難しいですので、広告流入を増やす施策も同時に考えるとよいでしょう。
各種参考記事では、それぞれの施策の具体的なノウハウを公開しておりますので、ぜひ併せてお読みください!
まとめ
最新の調査により、結婚式を挙げるまでの流れとしてゼクシィが未だ欠かせない存在になっていることが分かっただけでなく、Web施策の重要度も増してきていることが明らかになりました。
特にWeb施策の強化については「何から取り掛かればいいの!?」と迷う方も多いと思いますので、まずは本記事で取り上げている、①受け皿の整備・②顧客がアクションしたくなる仕掛けを企画・③多くのWeb流入を獲得する、の3軸から取り掛かってみることをオススメします。
次回は、独自レポート第2弾として、ブライダルフェアに関する調査結果を公開いたします!
ここまでお読みいただきありがとうございました。