1.Web広告を制するものは集客を制する!

「今の時代に必要なプロモーション施策を取り入れたい」
「Web広告って聞いたことはあるけど、何から始めたらいいのかわからない」
「Web広告に手を出したいけど、社内で詳しい人がいない」
そんな悩みを抱えている集客担当者の方も多いのではないでしょうか。
こんにちは! ブライダル特化のDX、マーケティング支援を行なっている株式会社TAIANの米倉と申します。
ブライダル業界における集客と言えば、まず思いつくのは「ゼクシィ」ですよね。プロポーズ~ゼクシィの購入までが一連の流れとなっている世の中ですので、まずゼクシィで露出することは大前提。その上で、もう1つ欠かせないのがWebでの集客です。
近年のスマートフォンの普及により、ブライダル業界ではWebを使ったマーケティングが必須になりました。結婚式場の数だけでなくサービスの形態も広がってきた業界内で、売上アップの入り口となる集客戦略としてWeb広告が注目されています。
本記事では、これからWeb広告を活用したい方に向けて、ブライダル業界におけるWeb広告の重要性や基礎知識を解説します。 これを参考に、他社より先んじて集客成功の一歩を踏み出しましょう!
2.Web広告の重要性

2-1.そもそもWeb広告とは
Web広告とは、インターネットの媒体に掲載する広告を指します。
Webサイトや検索エンジンの検索結果ページ、InstgramやTwitterなどのSNSに広告を表示させることができます。
そして「Web広告を運用する」とは、広告を表示させるターゲットを絞り、予算内で効果がでるよう調整・改善したり、効果測定をして次の戦略を決めたりすることです。
最近では文字や画像だけの広告だけでなく、動画の広告も多く目にするようになりました。
2-2.ブライダルとWeb広告は相性が良い
近年、社会全体の急速なデジタル化を受け、Web広告の市場は他の広告市場と比較しても大きく成長しています。
さらにブライダル業界ともなると、ターゲットとする年齢層がいわゆるデジタルネイティブ世代にシフトしているため、マーケティングにおいてWebでの広告配信は集客の鍵となります。
特に、最近はまず最初にSNSで情報収集する人が多いため、SNS広告はブライダル事業の集客に欠かせません。
また、もとより結婚式場の集客はインターネット経由の問い合わせが多いことも、Web広告が適している理由の1つです。
2-3.Web集客のメリットとは
細かいターゲティングができる
Web広告の最大の魅力ともいえるのが、ターゲットを細かく絞って広告を配信できることです。
性別や年齢はもちろん、インターネット上の行動履歴や検索履歴を利用したターゲティングが可能なので、広告を見てほしいターゲットへピンポイントに届けることができます。
また、Web広告の種類を使い分けることで、情報収集中の顕在層と、まだニーズが顕在化していない潜在層のそれぞれに的確なアプローチができることも大きなメリットです。
無駄な広告費を抑え、費用対効果を測定しやすい
情報誌や雑誌の広告は出稿費用が高額で頭を悩ませているマーケティング担当者の方も多いのではないでしょうか。また、効果測定がしづらく、次の戦略へ向けたPDCAが回しづらい点もデメリットとして挙げられます。
その点Web広告は、広告がクリックされるまで課金が発生しない制度や、設定した上限金額に達した時点で自動的に配信が停止される方式なども利用できるため、無駄を最小限に抑えた広告配信が可能です。
また、広告の閲覧回数やクリック数、広告経由で来店予約が入った回数などがデータ化され、それを用いて広告の効果測定や施策の改善ができます。実際にその広告経由でどれだけのユーザーのアクションがあったかなど、成果をスピーディーに分析できるため、改善のサイクルを回しやすいでしょう。
短期間で効果を期待できる
誌面などの他の広告媒体と比較すると、Web広告は出稿までのハードルも低く、スピード感を持って施策を開始することができます。
また、クリックしたユーザーをWebサイトに誘導し、来店予約など具体的な行動につながるページを表示させるため、結果を出しやすいことも魅力です。
3.Web広告の主な種類

数多くあるWeb広告の種類ですが、その中でもブライダル業界のマーケティングで多く利用されているものを紹介します。
リスティング広告(検索連動型広告)
リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、検索結果の広告スペースに表示される広告文を指します。
ユーザーが検索した特定のキーワードに連動して表示される仕組みで、 例えば「表参道+結婚式場」で検索したユーザーには表参道の結婚式場に関連する広告が表示されます。
リスティング広告の課金方式は、クリック課金と呼ばれるものが基本です。
ユーザーが広告をクリックした時に広告費が発生し、広告が表示されただけでは課金されません。ターゲットのユーザーに的確に、意欲が高まっている(ニーズが顕在化している)タイミングで広告を出すことができるため、費用対効果が高いといえます。
具体的なキーワードで検索するため、結婚式顕在層をターゲットにした広告配信におすすめです。
ディスプレイ広告
Webサイトやアプリ上に設けられた広告枠に表示される画像や、動画の広告がディスプレイ広告です。
目を引くようなビジュアルがクリックされやすいため、華やかなクリエイティブの多いブライダルの広告は適しているでしょう。多数のユーザーの目に触れやすい場所に表示されるため、まだ結婚式のニーズが顕在化していない潜在層向きともいえます。
記事広告
結婚情報サイトなどのウェブメディアに有料でPR用の記事を配信してもらう広告です。
メディア自体のブランド力や制作力を利用して広告配信ができるため、しっかりと内容を伝えられ、読み手の信頼を得やすいことがメリットです。
メディアのターゲットを把握した上で出稿できるため、ターゲティングがしやすい点も特徴です。
SNS広告
昨今、ブライダル業界において多く利用されているのが、Twitter、Facebook、InstagramといったSNS上に表示する広告です。
SNSに登録されたユーザー属性や行動履歴から得た情報を利用して、精度の高いターゲティングができる点が大きなメリットです。ブライダルのターゲットとする顧客層が多く利用するため、今後さらに重要度が高まるWeb広告でしょう。
最近では画像だけでなく動画を駆使した広告も多く、SNSと併せてYouTubeやTikTokへの広告出稿も人気が高まっています。

4.Web広告の運用をしたい!まずは何をする?
4-1.戦略の設定
WEB広告の配信を開始する上で、まず最初に取り組むべきは以下の4点です。
- 広告配信の目的
- 目標の設定
- ターゲットを誰にするのか
- 競合の調査
①広告配信の目的・目標
先に述べたように、Web広告と言ってもさまざまな種類があります。
顕在層向けのリスティング広告であれば、広告出稿の目的は「お問い合わせ」や「キャンペーン応募」等の獲得であり、マーケティング目標数値も「●件のお問い合わせを獲得する」といったものになるでしょう。
一方ディスプレイ広告やSNS広告は、どちらかと言うと潜在層向けの広告。
即お問い合わせにつなげるというよりも、まずは自分たちの会場のことを知ってもらう、興味を持ってもらうことが目的になるでしょう。そのため、目標数値の設定の仕方もリスティング広告とは変わってきます。
このように、Web広告と言ってもさまざまな種類・手法がある為、それぞれの広告媒体をどのような目的で活用するのか、目標数値はどう設定するのかを、広告出稿前にしっかりとプランニングしておくことが重要です。
②ターゲットを誰にするのか
広告配信をするにあたり、ターゲットの解像度を上げることはとても重要です。
性別・年齢・興味関心・エリア・使用しているSNSが何かなど、自分たちがターゲットとしたい人物像を、より細かくイメージすることをオススメします。
ターゲットが明確になれば、どのような広告媒体が適しているのか、どのような広告文やクリエイティブが刺さるのかが見えてきます。
③競合の調査
自分たちの競合にあたる会社が、どのような媒体でどのような広告を配信しているのか、どのようなホームページを作っているのか等を細かくチェックすることも大切です。
競合他社と比較した時の自社の優位性・訴求ポイントは何かを、他社比較の中でしっかりと言語化していきましょう。
4-2.配信するために必要なもの
リスティング広告であれば広告文、ディスプレイ広告やSNS広告であれば画像や動画といったクリエイティブが必要になります。
さらに重要なのが、興味を持ったユーザーが広告をクリックした際に表示させる「LP(ランディングページ)」です。
自社でホームページを持っていたとしても、広告内容の遷移先として最適な内容のぺージがあるとは限りません。
大切なのは、広告に興味を持ってクリックしたユーザーが遷移した先で、求めている情報がわかりやすく魅力的に伝えられていることです。 効果的なLPの制作に特化した専門会社もあります。
LPがさらに効果的に運用できるよう、分析や改善などの施策も担うので、専門的な知識がない場合も安心です。
5.まとめ
Web広告は、今後のプロモーション手法としてさらに重要になっていくでしょう。顕在層だけでなく潜在層への訴求にも手を抜けないブラダル業界の集客において、欠かすことのできないものです。
自社の結婚式場の成約率向上や売上アップ施策も大切ですが、まずは集客や認知がなければ始まりません。
今回の記事が、さらなるプロモーションに力を入れていきたいブライダル企業のマーケティング担当者の方々の、最初の一歩になれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!