ブライダル 業界に特化した顧客管理システム、Oiwaii(オイワイー)。この度、Oiwaiiの最初の顧客である小野写真館様にインタビューのお時間をいただきました!
ブライダル事業本部副部長の小島 敏之様に、導入のキッカケや導入後の効果について、語っていただきました。
茨城県ひたちなか市に本店をかまえ、フォトスタジオ事業・和装レンタル事業・アプリ事業・宿泊事業・ブライダル事業と「写真」の価値を通して様々な事業をプロデュース。
『世界に「笑顔」「幸せ」「感動」を連鎖させる』をミッションとし、ブライダルとしてはウエディングフォト軸の「アンシャンテ」、挙式&パーティ軸で「アレーズ」・「バウム」・「アルシェ」、宿泊×お祝い軸で「咲楽」など、様々な結婚式の可能性を追求している。
1.印象に残っているのは、私たちのことを理解した具体的な提案
本日はよろしくお願いいたします!まずは、ブライダル業界特化のAll in One婚礼システム「Oiwaii」導入のきっかけについて教えてください。
ブライダル産業新聞の企画で、弊社代表の小野とTAIAN代表の村田さんが対談したことが最初のきっかけです。
そこから、弊社の現状や課題などを意見交換していくなかで、Oiwaiiでまさに解決ができそうだ!という解像度があがっていき、導入が決定しました。
導入の過程で提案を何度かいただいたのですが、弊社のビジネスモデル・業務フロー・社風等を理解し、テンプレートではない血の通った具体的な提案をくれたことが今でも印象に残っています。
嬉しいお言葉をありがとうございます!システム導入前は、どのような点を課題として捉えていましたか?
課題は大きく2点で「売上の増加」と「経営の見える化」でした。
売上面の課題で大きかったことは、“顧客の途中離脱”です。予約導線や日程調整がどうしても手間になってしまい、顧客が途中で離脱してしまうというケースも少なくありませんでした。このような課題感から、新規接客における成約率や成約顧客の分析を行い、接客品質を向上させたいと考えていました。
また「経営の見える化」に関しては、商品・サービスごとの売上が細かく分析できない状況にあったり、コストや利益率の管理が手作業だったりと、データを作成するのにも時間がかかってしまうことが課題でした。
なるほど…!顧客の途中離脱については、ブライダル業界内でも多くの企業が抱えている課題であるように思います。
こういった課題がある中でOiwaiiを導入していただきましたが、その後の効果について教えてください!
時代の波を捉えることができ、効果は即効だったと思います。導入後の半年間で新規接客数が前年同期比で280件増加し、それに伴い、成約数も大幅に増加しました。約1.4倍に新規接客が増加しており、この成果は非常に望ましいものです。
課題が見えたこともポジティブです。これまでご面会の機会が少なかったメンバーも、半ば強制的にアサインされます。そこでは「成約率」「得意不得意」も存在します。システムとソフトをどう掛け合わせながらブランディングしていくべきか、問いをいただくキッカケにもなりました。
2.システム導入によるDX推進で、顧客体験をアップデートする
新規接客数や成約数が伸びているというのは、私たちとしても非常に嬉しいお声です!これだけの成果を上げられた要因は何だとお考えですか?
もちろん、マーケティングをオートメーション化して来館率を高めたり、キャンセル防止や初回接客後の追客などの機会損失を最小化できていることも要因なのですが、1番大きな要因は“顧客体験”を変えられたことだと考えています。
ブライダル業界全体がそうであったと思いますが、これまではリアルでのご面会がほぼ100%でした。そこで、Oiwaiiの導入を機に、オンラインでのご面会も選択いただけるように改革しました。
加えて、“メンバーのスケジュール”と“顧客の予約画面”をOiwaiiで連携させ、美容院やレストランのように、顧客が思い立った時に「即時予約」できるように顧客導線をアップデートしました。
「結婚式」は顧客にとって高いハードルがたくさんあると感じています。コロナ禍でのニーズの変化、市場環境の変化も相まっての結果ですが、システムを導入するとともに、顧客側のハードルを少し下げて差し上げることが出来たのかもしれません。
我々も成果に貢献でき、嬉しいです!Oiwaiiのサポート面はいかがでしたか?
サポート面は「非常に手厚い」の一言です(笑)
個人的な考えですが、システムについては、ユーザビリティがどれだけ良くても、現場のメンバーが使い方を理解し、通常業務においての活用が浸透しなければ、効果は最大化されないと考えています。その点、Oiwaiiは導入後のコミュニケーションも密にとってくれますし、レスポンスの早い対応でサポートしてくださっています。
現場で不明になっている点や不安なことについては、勉強会も開催してくださいました。導入して終わりではなく、振り返りの機会を必ず設定して、現場から上がってくる細かなシステム改修にも対応していただけています。
TAIAN代表の村田さんや営業責任者の米倉さんを中心に、マーケティングやエンジニアの各領域でのスペシャリストが在籍しており、システム以外でも困ったことは何でも相談できると感じています。
3.今後期待するのは、“システムにとどまらない包括的な支援”
ありがとうございます!では最後に、今後、弊社やOiwaiiに期待することがあれば教えてください!
Oiwaiiへの今後の期待は2つあります。
1つ目は「データの蓄積と可視化」です。弊社でも売上やマーケティング関連のデータが完全には整っておらず、見たい指標や確認したい軸でデータを作ることに時間がかかってしまうことが日常茶飯事です。
本来は、作業にかける時間を少なくし、データを解釈して戦略を構築する部分に時間を使いたいと考えているので、Oiwaiiによりあらゆるデータが蓄積されていき、いつでもそのデータを加工してアウトプットできるようにしていきたいです。そこからマーケティング戦略を立てたり、PDCAを回していく部分でも共に走っていけると嬉しいです。既にそこも着手していただいていますが(笑)
2つ目は「組織・人材開発」です。システムやサービスをうまく活用し、売上を継続的に伸長させていくためには、組織開発や人材育成が必要不可欠です。
ブライダル業界では人材不足や育成面が課題としてあげられることも多いですが、TAIANの多様な人材やブライダル業界での知見を活かした、組織の強化や人材の育成にも可能性を感じています。システム導入だけでなく、課題ベースで包括的な支援をしてもらえると嬉しいですし、ブライダル業界の可能性と選択肢を共に探求させていただきたいです!
ブライダル業界全体の発展に向け、私たちも尽力していきたいと考えています!本日はお時間をいただき、ありがとうございました!